アスコットタイとは?:激安オーダーシャツ・ワイシャツの専門店MISQUE(ミスク)

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アスコットとは、英国はロンドン近郊、バークシャー州アスコット・ヒースにある有名な競馬場。1711年以来、 毎年6月に国王の臨席のもとに開かれるアスコット競馬に、1850年頃あらわれたのが英国伝統のアスコットモーニング&アスコットタイです。
そして、当初の幅広スカーフ状のものから現在のアスコットタイの形になったその影には、我々日本人の知恵と工夫がありました。

アスコットタイ秘話「又の字」伝説

文明開化は明治の初め、フロックコート等と共に伝来したアスコットタイは、日本人にとって実に扱いにくい代物でした。およそ幅2寸余り、長さ5尺程の「ネッキタイ」なる衿飾りは、御雇い外国人の様にうまく結べませんでした。出仕、会合に遅れる事 たびたび…そこで、ある知恵者が、結んだ形にして紐を縫い付け、首の後ろで縛りました。
広げた形が、漢字の「又」の字に似ていましたので「又の字」と呼ばれ、一世を風靡しました。
これは便利と言う事で、1920年代には世界中に広まりました。その後、長さ調節の金具や留金が、用いられる様になり現在の形になりました。
そして欧米でも本来の形のアスコットタイは、1945年第二次世界大戦を境に完全に姿を消しました。
カジュアル用のアスコットスカーフ(パフタイ)と、アスコットタイを混同、勘違いしてしまった平成の日本に、日本人の考案による本物のアスコットタイ「又の字」が、100年ぶりに戻って来ました。

御注意:日本で売られているアスコットタイの殆どは、世界の多くの人々がアスコットスカーフ(パフタイ)と呼んでいるものです。これは、1870年代にアスコットタイの結び方から派生したカジュアル品です。正礼装に用いる事は決して有りません。

激安オーダーシャツ・ワイシャツの専門店MISQUE(ミスク)

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