襟の種類~ラフ~:激安オーダーシャツ・ワイシャツの専門店MISQUE(ミスク)
数多くある襟の種類の中に『ラフ』というものがあります。
ラフとは、別名襞襟とも言い、
現代の襟カラーと同じで、汚れたらそこだけ洗って白さを保つという、もともとは実用品でした。
チューダー朝、特にエリザベス王朝時代に、
イングランドでは倹約令の規制から、華美な服装ができませんでした。
そのかわり、袖だけ大きくし豪華にして競いあうようになり、ひろまったという背景があります。
当時は(洗濯をするのが大変であったため)白い袖や襟を保つのがお金持ちの証でした。
主に16〜17世紀の服装にみられます。イギリスだけでなく、オランダやスペインなどの肖像画でも、
この『ラフ』が描かれていますから、皆さんも一度は見たことがあるんではないでしょうか?
西ヨーロッパ中心の流行の襟といえるでしょう。
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