別名ディナージャケット・スモーキングとも呼ばれるタキシードは、欧米ではフォーマルウェアの中で最も普及率が高いそうです。タキシードがそれだけもてはやされる理由は、やはりいろんなパーティーに着られる服装である、という汎用性の高さに尽きるでしょう。タキシードは夜のパーティー・式典・結婚式など、カジュアルから正礼装である「ブラックタイ」まで、様々なドレスコードに対応できる服装です。

また、タキシードはフォーマルでありながらもドレッシーでもあり、「男性の服装として最もエレガントである」と言った服飾評論家までいます。確かにアイテムの一つ一つまでが洗練され、女性のイブニングドレスに引けを取らない唯一の装いであるかもしれません。ブラックタイ指定でないのなら合わせられるアイテムは本当に無数です。タイ一つとっても、ボウタイ・クロスタイ・スカーフ・アスコットスカーフなど・・・ビックリするくらいに色んな服装に合うのです。

ただし、もし色々な着こなしで楽しみたいなら、ピークドラペルか最近流行のノッチドラペルを選び、あわせ方が難しいショールカラーは避けたほうが無難でしょう。また、流行だからといって細身のシルエットにし過ぎると、逆に不恰好になりますから、あくまでフォーマルウェアはジャストサイズを選びましょう。

友人が中心の結婚式の二次会や夜のオープニングパーティーで、お店がカジュアルであった場合など。

タキシードをジーンズに合わせる、というスタイルは最近流行していますが、それをよりパーティー向けにするにはコツが必要です。まずタキシードですが、モードブランドなどが出している初めからカジュアル向けに作られているものではなく、フォーマルな作りの物を選びましょう。しっかりとした生地で、そしてピークドラペルかノッチドラペルを選ぶと、装いやすいです。

ジーンズは色落ちしていても構いませんが、破れていたり、汚れがあったり、オーバーサイズのものは控えましょう。ジャケットの前ボタンはキチンと締めて下さい。もし明けるのなら、カマーバンドやベストを合わせるとよいでしょう。

また、シューズには黒を持ってくると、色のバランスがよく、引き締まりますし、よりフォーマル感を強調出来ます。

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