タキシードは夜の礼服とされているようですが、お昼頃(正午前後)から着用してもよいのですか
「タキシードは夕方から」とは、随分と昔の本を御覧になった様ですね。今では、お昼頃からの礼装になってます。
タキシードは、1900年代に 礼装として米国市民権を得た時から、そして1920年代に世界各国で、夜の正礼装ホワイトタイ(燕尾服)に次ぐ、夜の準礼装ブラックタイとして認証された時から、夜の礼服である事には間違い有りません。
しかし、1960年代~1970年代のピーコック革命で、タキシードの着方・着こなし方は多種多彩に、着用の時間帯・場所・場合・機会は、大きく広がりました。タキシードは、after6とか after5と呼ばれ、夕方からの礼装になり、いつしか午後(昼頃から)の礼装になりました。
1986年、タキシード100年・自由の女神100年・オーストラリア建国100年を機に、昼間(午前中)のタキシードなる着方が現れ、タキシードは着用時間帯を、大幅に拡大致しました。
御質問の時間帯での着用、勿論OKです。朝からのタキシードもそう珍しい事では有りません。
この時間帯でしたら、大手を振って胸を張ってとは、行き難いとは思いますが、式・宴・宴の二次会まで考えに入れればOKです。二次会で、大いにエンタテインメント振りを発揮して下さい。
「朝から正礼装ブラックタイは、どうも…」と、おっしゃる方には、タキシードでアスコットな礼装と言う、とっておきの裏技もあります。
タキシードは、今では夜の礼服と言うよりは、お昼頃からの礼装が可能な礼服とお考え頂いた方が良さそうです。
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