ポケットチーフは、礼装の仕上げです。その場に相応しい挿し方が、最もお洒落です。挿し方も全く自由。その場に相応しく、且つ自分らしさを表現する挿し方が、色々あります。

スリーピーク（三つ山）

正しい礼装のセレモニー・レセプション向き。先ず、チーフを三角に三回続けて折ります。次に、三角の角が三つ重なった所を、山の頂上とします。頂上を少しづつずらして、三つ山にします。そして、ポケットに収まるように、三つ山の下、横の部分を後ろに折返して、ポケットに挿して下さい。
正礼装燕尾服・タキシード・モーニングでは、糊のきいた綿または麻の白いチーフを、キチンと畳んで挿して下さい。

トライアングルorスクエア挿し

ビジネス関連の会合・パーティ向。

トライアングル：

正方形に折り畳んだチーフの向い合う角を合わせる様に折って、残った角をポケット口から三角にのぞかせる様に挿して下さい。

スクエア：

チーフを長方形に折畳み、一辺をポケット口から水平にのぞかせる様に挿して下さい。
パーティでは、色柄物を柔らかく畳んで挿します。
ビジネス色を強調したい時は、糊のきいた綿or麻の白or無地色物を、キチンと畳んで挿します。

パッフドorクラッシュ挿し

楽しいパーティ向。

パッフド：

一番よく見かける挿し方です。チーフを広げて中心をつまみます。軽くしごいて、つまんだ方を上にポケットに挿し、チーフの中心を、ふんわりと形を整えて下さい。
ふわっと挿すのが、綺麗に見せるコツ。ドレス等の余り布（正方形でなくても可）を挿すのも洒落てます。

クラッシュ：

パッフドの逆さ挿し。一番華やかな挿し方です。チーフを広げて中心をつまみます。軽くしごいて、つまんだ方を下にポケット挿し、チーフの四隅を花びらの様に形を整えて下さい。
違う色の物を二枚重ねにして挿せば、一段と華やか。尚チーフの色を、御一緒する女性の ドレスの色に合せるのもお洒落です。ドレスの共布なら尚◎。

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