よく聞く「本切羽」は、いいスーツの証?:激安オーダーシャツ・ワイシャツの専門店MISQUE(ミスク)
職人が腕を競った証であってスーツの良し悪しとは関係ない
「袖の飾りボタンが開く本切羽は本格スーツの証」と言われるが、これは単なる仕様の話。英国式のスーツは、父から子に譲る際、袖丈を修正するためにボタンホールを開けないという伝統があった。では何故、本切羽が良いと言われたかというと、スーツの流行が英国からイタリアに移行した時代に、職人たちがボタンホールのかがり糸を、いかに手縫いで美しく仕上げるかを競っていたことから、「本切羽こそ良いスーツの証」といわれたのである。袖ボタンを1つ外して本切羽であることをアピールしたり、袖のかがり糸を色替えしてお洒落ポイントにするなどの遊び心がイタリアで流行したこともあり、本切羽神話が広まったのだ。
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