立衿ヒダ胸シャツとは?:激安オーダーシャツ・ワイシャツの専門店MISQUE(ミスク)
ヒダ胸シャツ…元々は、1902年:米国はアロー社発売のカジュアルシャツです。20世紀・スピードをイメージ・デザインした、このシャツの胸一杯に大きく畳み込まれた、襞々とネクタイを風に靡かせ、はためかせ、普及し始めた自動車でドライブするのが 大流行。そして礼装として、米国市民権を得て間も無いタキシードに組合せる着方・着こなしがこれまた大流行。
1920年代:タキシードが燕尾服に準ずる礼装として世界中で認知された際、ヒダ胸シャツは立カラーを用いる事で礼装用として認められ、タキシードのシャツとして定着しました。
立衿とシャツ衿
●立衿:立衿に触れてみて下さい。ハードな仕上がりが特長です。
●シャツ衿: 「普通衿のヒダ胸シャツ」は、カジュアルの頃の名残です。タキシードと組合された時だけフォーマルと認識されます。又、蝶タイするのに上衿の上げ下げが面倒で難しいです。
★チェック・ポイント 礼装用シャツの簡単見分け方。衿のサイズ表示を見る。S・M・L 又は衿サイズのみ表示の品は避けるが無難。
背テープ
衿の後ろ、肩布の真ん中に昔から付いてるテープ。ネクタイがズリ上がるのを防ぎます。 蝶タイの紐、及びクロスタイは、必ずこの「背テープ」に通して下さい。
ヒダ胸
1cm巾・片側6本、前立分を加えて全部で14本、等間隔で平行に折目正しい「ヒダ胸」です。
インチ単位のヒダ(例えば半インチ・片側8本とか…)から、「ヒダ巾1cm」に 基準単位の変更が「昔は職人 今システムズ」へ、製造工程の劇的な変革をもたらしました。
手折りのヒダ作りは、まっすぐに一ヒダ折ったら、アイロン…ミシン等間隔で平行に2 本めを折ったら、アイロン…ミシン、ヒダの数だけアイロン台とミシンを行ったり来たりの気の遠くなる様な 職人の手仕事。そこでヒダ取り専用高速ミシンを開発導入。これで生産性と品質が著しく向上しました。
素材は綿100%から、ポリエステル65% 綿35%の混紡に変更、これで洗濯しても取れ難いヒダになり、アイロン掛けも簡単になりました。かくして品質・価格共、世界に通用するヒダ胸が完成しました。
★チェック・ポイント ヒダ胸は特殊なタックです。縫い目が見えるのは普通のタック、 縫い目が見えないのが昔からのヒダ胸のタックです。
両穴・ヒヨク・黒ボタンとシャツボタン
●前立て両穴:着用の際は、仮止めの「コツボタン」を外して、「スタッドボタン」を用います。しかし、これがなかなかの難物。これでタキシードが嫌いになった人、大勢います。
ボタン穴は、スタッドボタンが縦横十文字にガッチリと止まる様、上前立は縦に、下前立は横に、上下の前立両方に開けてあります。それで「両穴」です。
●スタッド釦の簡単な止め方:ヒダ胸両穴シャツを着る前に、スタッドボタンを下前立の裏側からボタン穴に押し込んで付けて置きます。シャツを着て、普通のシャツと同じ様にボタンを掛けて下さい。
●黒釦:スタッドボタン風の黒ボタンを付けました。普通のシャツ同様に着られて、簡単便利。
●シャツボタン:カジュアル時代の名残です。今はホテル・レストラン等のユニフォーム専用。
本カフス
シングル両穴カフスボタン止め(前立両穴シャツのみ、他はボタンが付いて両用です。)19世紀中頃、最初の礼装用シャツ(イカ胸)も、この形のカフスです。これが正統、本物の礼装用シャツのカフスです。
しかも、カジュアルなパーティでは、上着を脱いで腕捲り、大いに楽しめます。
★チェック・ポイント ダブルカフス(フレンチカフス)は、いなせなパリっ子の腕捲りから。本来カジュアルです。紳士は当然、「正しい礼装」には決して用いません。
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